その先の道に消える
すべての虚無に。
こっちの世界にいる人だと
思っても、違ったりする。
自分で、自分のことが怖くなる。
意味をペタペタ貼り付けて
その意味が、不意に、なくなる。
なんにも無くなっていく世の中に
強烈な意味を持たせても
反動とした虚無が襲う。
無であることを認めなければ
ならないのだ。
生きるには、時に、見失う、から
考えることを辞めた人間は
支配されて生きることを懇願する。
自らの人生は無であるからこそ
その余白に「成る」。
苦痛の中に優しさが灯る。
闇の中に優しさが灯る。
優しさで包み込んで、生きる。