Jun’s blog

本の感想&書き抜きブログ

沈黙の春 レイチェル•カーソン

 

昔から感じていることがある。

昔はよく、トンボを取り、モンシロチョウ、

アゲハチョウを取り、バッタを取り、

そして、殺していた。

だが、昆虫は、姿を消した。

 

タイトルにもあるとおり、

沈黙の春である。

 

毎年、農薬を使っている。

除草剤、防除剤、その他もろもろである。

その影響で虫は姿を消えた。

 

ヒトが増え、農耕をし、

生産性を高めるため、農薬を使って、

「弱い生物」を助けるため、

強い生物を「害虫」と呼び、殺す。

 

そもそもの考え方として、

ヒトは、傲慢で、

自己中心的な生き物である。

 

ヒトは、人間である前に、生物の一種。

その生物が増大している事実を度外視し、

疫病、その他ウイルスに対抗しようとする。

 

我々は、弱い生き物だから。

 

 

エネルギーもそうだ。

COP25で環境省大臣が、石炭火力を

抑制しようとしたが、縦割りの行政に

阻まれ、断念した。

経産省財務省

エネルギー政策の権限を持つ。

 

国益、経済成長で、国民が「潤う」。

 

が、本当に、そうなのだろうか。

いたちごっこだろう。

 

害虫と人間が戦っても、負け続けることは

本書が謳っている。

 

なにが真に正しいのか

なにが真の価値観であるのか

 

冷静に、そして、謙虚に、考えたい。

 

時期尚早は、危険である。

 

 

 

 

 

 

 

 

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