拓銀敗戦の記録 破綻20年後の証言
仕事納めの夜、いつも共に飲む先輩と
二次会、蟹雑炊を食べた。
そこにいた一人の中年男性。
聞くと、銀行員だという。
その人と今後の少子化で
日本はどうなるかという話をした。
そして、自分自身、このままでは
いいと思っておらず、起業なり、副業なり、
なにかしなければならないと思ってると聞いた。
そのとき、わたしは、ニワカ知識で
今後、地銀は大変になるだろうと
力説した。
だが、金融がわからないのでは、
知識でも、歴史的見解でも負ける。
と、その後、書店で平積みになっている
本書を手に取り、読んだ。
拓銀。わたしは、知らない。
だけれども、これからの北海道経済を
考えるヒントになるとともに、
金融機関がなすべきことは何かを
認識する契機となった。
その上で、この先、北海道を、
北海道経済を、どうしていくか。
事業をやるには、金が必要であるからこそ
金融機関のなすべきことは不変である。
ところで、
補助金の「精神」とはなんであろうか。