障害をしゃべろう!上巻
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ぼくらは、世間の価値観に支配されている。
自主的に生きているつもりが実はそうじゃない。
生きるとは依存すること。
自立とは、自分でなんでもできることじゃなく、依存先をたくさん持つこと。
依存症とは、信頼して人に依存できない病気
依存先が少ないからこそ、限られた依存先にどっぷりはまっちゃう。
多様性が排除される面と同時に、別の軸で、多様性を煽られる面もある。自分が個性のない、よくいる人間なんじゃないかって。
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今日の新聞に、伊藤亜紗さんのコラムが、
載っていた。
そこに、「利他」文理つなぐのりしろというタイトルで、その中で「若者は思いを伝えることも、受け取ることも難しくなっているのではないでしょうか。現代は利他が生まれにくい社会のように思えます。現代社会のさまざまな緊張感の中で、他者との関係性を築く経験が少なくなっているのではないでしょうか」というコメントが。
私のことなのかと思った。
他者に対する考え方の変化を感じる。自分と他人をきっぱり分けて、生きている。
利他、多様性、他者へ気持ちを伝える、受け取るというのが、難しいのは、なぜだろう。
不可逆的にお互いがお互いを侵蝕していくことを拒んでいるのかもしれない。